トージロー建築工匠


 ものつくりの理念



あなたが本当につくりたい建物とは?


トージロー建築工匠とはどのような会社なのか?
ハウスメーカーでも建築屋さんでもありません。
大工・工務店であり、職人集団になります。

現代のほとんどのハウスメーカーや建築屋さんには、それぞれのデザインや構造、設備において「標準仕様」というものを決めて、各社の特徴として営業・宣伝をされています。
しかし、標準仕様がある事により、お施主様にとって色々な事を考えたり悩んだりする事が減る一方で、家づくりの選択肢も減るという事になり、家づくりの主導権もまた、お施主さんではなく建てる側になってしまいがちです。

当社には良くも悪くも「標準仕様」はありません。
建物の仕様は、それぞれのお施主さんの「住まわれ方」と建てる「場所」を基準として、希望されるデザイン、間取り、設備など様々な建築的要素を予算と照らし合わせながらバランスをとって決めていくものだと思います。
それが正真正銘の注文住宅であり自由設計ではないでしょうか?



地域循環型構法の三要素


 トージロー建築工匠は「地域循環型構法」という建築生産システムを理念としてものつくりを行っています。
地域循環型構法とは、木造建築における“木の空間”をつくるにあたり、地域の“ひと・もの・わざ”を活かすことにより、より良い生活空間と長寿命かつ維持・管理・再生が可能なものになることをねらいとしています。

■ 地元の職人 ■

 ひと昔前の時代は、家を建てる時や直す
時など、家の事となると近所の大工さんに
相談することが一般的でした。しかし、設
計と施工の分業化、更には施工業者の元
請け(建築業者)と下請け(各職人)の差別
化などにより、家づくりの生産システムは
複雑化し、お施主さんにとって“名前どころ
か何処から来た人か分からない”職人が
仕事をするのが当たり前になってしまいま
した。

 トージロー建築工匠の“ものつくり”は、大
工工事はもちろん、各専門工事もすべて信
頼できる各職人へ直接依頼による「顔の
見える家づくり」を行っていますので、お施
主さんを中心に大工・各職人が密にコミュ
ニケーションのとれる体制をとっなっていま
す。

※ 工事に関わる人間が、すべて現場の
最前線で仕事をしています。

■ 地元の素材 ■

 世界の森林が過剰な伐採により減少・荒
廃しているなか、日本の国土の約67%を
占める森林は、建築材国内需要のほとん
どをまかなうだけの産出量がありながら利
用されることなく、世界とは逆の形で森林
の荒廃が進んでいます。

 地元の素材を使うことは地域の森林をま
もることだけではなく、木材は育った気候
風土に近い環境で用いると長持ちすると言
われています。また、無垢の木は加工がし
やすく、再利用にも適した材料なので省エ
ネルギーにもつながります。

 また、地域の同じ気候風土で育った材料
を使うことにより、地域の生活空間と自然
なままに馴染んだ健康的な空間をつくるこ
とができます。

※ただし、大スパン構造(柱を立てずに長
い梁を用いる)部分などには集成材を用い
る場合もあります。

■ 地元の技術 ■

 現在の木造建築の構造的工法には、主
に伝統工法、在来工法があります。

伝統工法とはいわゆる昔ながらの「木組
み」と呼ばれるもので、一本一本が異なる
無垢の木の特徴を見極めながら大工が墨
付けを行い、仕口や継手、ホゾを刻み加
工して、栓やシャチといったものを使いな
がら組み立てる工法です。

一方、在来工法は補強金物による構造強
度を確保する工法で、伝統工法の仕口や
継手の加工を最小限に簡素化し、コストダ
ウンと工期短縮をはかった工法です。一般
的にはプレカット工場においてCADと連動
した生産システムができています。

当社では、建物の予算と仕様にあわせて、
伝統工法か在来工法を選択を行い、部分
的に丸太や曲がった梁を用いる場合に
は、両者の工法を組み合わせて構造を組
み立てる場合もあります。


職人である前に人としての絆を大切にしたい。

誰がやったか分かるからメンテナンスも安心。



適材適所とは家づくりの言葉?

その場所その材料に合った使い方をします。



歴史が証明した木造技術+現代の生活スタイル

温故知新の精神による現代の木造建築。




 これらの職人(ひと)・素材(もの)・技術(わざ)を地域で循環させることにより時間的な軸においても次の効果が期待されます。

    ひと … 地域経済の活性化
    もの … 地域の持続的な森林環境の保全
    わざ … 地域の職人技術の伝承と技能者の育成



適正価格の家づくり…工事原価公開方式とは?


  建築工事の価格というものは分かりにくく、一般のお施主さんにとって、その金額が高いのか安いのかさえ検討がつかない事が多々ある事だと思います。その理由とは、一般的なハウスメーカーや建築屋さん、工務店の見積明細は“材料費に儲けをのせる”、“実際に職人に払う手間代よりも高く見積もる”、“諸経費にあいまいな項目をつくる”といった形で、見積もりの中に粗利益を隠すことに大きな原因があります。

 世界的に見て日本の住宅は建築工事費が非常に高いと言われています。当然日本の住宅は構造・設備ともかなり高性能な事も由来しますが、日本の家づくりは総工費の20〜50%という金額が直接工事に関わらない金額で、それがお施主さんに大きな負担となっています。はっきり言ってしまうと、現場で仕事をする職人には手間(お金)がまわらずに、その会社の営業、広告宣伝費、モデルハウスの維持・管理、それらの人件費にお金がかかりすぎているのです。

 すべてのメーカーや業者がそれにあてはまる訳ではありませんが、一般的にだいたいそんな感じです。

会社なので仕事を沢山とって利益をあげなければならないのはわかりますが、職人の立場からすると何だかなぁと思うわけです。

 トージロー建築工匠における工事金額は、その内訳明細を包み隠さず、詳細な「材料費+労務費+諸経費」とそれに対する「利益率」を明朗に記載しますので、お施主様には納得かつ適正な価格で工事を行わせていただけると思います。また、分かりにくい部分があれば丁寧に説明し、納得をしてもらったうえで工事を行わせて頂きます。

 現場に入っている各専門工事の職人さんが実際にいくらで仕事をしているか、そのままを見積書・請求書等に記載しています。

 

適正価格の実現!! 汗をかかない人間に無駄なお金は払いません。