市民からの要望により、市民の寄付金によって建てられた群馬音楽センターは高崎駅から徒歩５分程度に位置する高崎城址公園の中心部にある。

このホールは市民オーケストラとして有名な群馬交響楽団（群響）の本拠地であり、群響の定期演奏会が開かれる場所である。 また、毎年夏には吹奏楽コンクール県予選や合唱コンクール県予選のほか、音楽から演劇まで幅広い公演に利用されている。

筆者自身も中学・高校時代吹奏楽をやっていた頃、舞台側の人となったことがあるが、2000席近い客席が同じ平面状にある眺めというものは壮観であった。 都市部のホールのように２階、３階席が舞台に迫っていて圧迫感を感じるようなことが無いのは、地方都市のホールならではの利点ではないだろうか。

また、ホールの１階には音楽センターの設計者でもあるアントニン＝レーモンド氏のギャラリーもあり、建築を学ぶ学生をはじめ、多くの人々が来場している。